LaTeX Beamer で日本語プレゼン PDF を作るまで
プレゼン用に Beamer を入れたので,その記録.
Beamer のインストール
以下のパッケージを全て $TEXMFLOCAL 配下のディレクトリに入れます.
# 私は $TEXMFLOCAL/tex/platex に入れました.
全部放り込んだ後,最低でも一度は mktexlsr を実行しておくこと.
PGF
SourceForge から PGF パッケージをもらってきます.
執筆時点での最新版は 2.00.
xcolor
CTAN から xcolor スタイルをもらってきます.
執筆時点での最新版は 2.11.
プレゼンの作り方
雛形
\documentclass{beamer} \title{Title} \author{Author} \institute{Institute} \date{\today} \begin{document} \frame[plain]{\titlepage} \end{document}
とか?
栞の制御
栞をどうしても入れたい場合は
\documentclass[hyperref={bookmarks=true}]{beamer}
どうしても入れたくない場合は
\documentclass[hyperref={bookmarks=false}]{beamer}
日本語プレゼンの作り方
最新版だと,基本的には何もしなくて良いみたい.
# 当然ながら,platex の --kanji オプションは適切に使う必要がありますが.
栞の日本語表示
よくある話として,栞の日本語が化ける,というものがあり,これは
\ifnum 42146=\euc"A4A2 %" \AtBeginDvi{\special{pdf:tounicode EUC-UCS2}} \else \AtBeginDvi{\special{pdf:tounicode 90ms-RKSJ-UCS2}} \fi
とすれば良いみたい.
# 最初の行の末尾にある %" は要らない.YaTeX のハイライトを騙すためのもの.
以前どこかのページに掲載されていたのを流用させていただいているだけなのですが,コピペして随分経つのでどこだったか忘れてしまいました.ごめんなさい.
日本語フォント埋め込み
map ファイルの作成
dvipdfm(x) が探すパスの中に map ファイルを作成.
% ipa.map rml H :0:ipam gbm H :0:ipag rmlv V :0:ipam gbmv V :0:ipag
私は $TEXMFLOCAL/fonts/map/dvipdfm というディレクトリを作ってそこに放り込みました.
何か問題があったりして,パスが通っている場所を手っ取り早く知りたい場合は
kpsewhich --expand-var '$TEXFONTMAPS'
というコマンドを使うと良いでしょう.
埋め込み
dvipdfmx -f ipa.map foo.dvi
など.dvipdfmx のオプションに指定するのが嫌な場合は,プリアンブルに
\AtBeginDvi{\special{pdf:mapfile ipa.map}}
と書いても OK な様.